2010年 5月 8日 更新
4月になってから，荒川区立図書館からの通知メールが届かない， というトラブルが発生していたのだが， 図書館のホームページに，この件についてのお知らせ記事が載っていたので， 思うところなどを書いてみた．
荒川区立図書館から，予約した資料が用意できたとのメールが届いていた． 何らかの対策が行われたらしい． 正式なアナウンスはまだだが，とりあえず不便さが解消されてよかった．
荒川区立図書館のページに，4月 23日付けで nifty のユーザにメールが届かない件が載っていた．
が，この記事中に，ユーザに迷惑メールフォルダや受信設定を確認するように， という一文があり，これはどうかと思った．
私は図書館に返ったエラーメールを見せてもらったのだが， 図書館からのメールが nifty.ne.jp. の mail exchanger mf.nifty.ne.jp にはじかれていた． これは，ユーザがどうこうできるものではない． 図書館のサーバからのアクセスが nifty に拒否されているのだから， 図書館のシステム管理者に nifty のシステム管理者と協議してもらうしか解決のしようがない．
「サーバによるアクセス拒否でメールが転送されていない」ことと， 「ユーザの受信設定でメールを受け取れない」ことは，原因の異なる別の問題なのだが， どうも「メールが届かない」という結果だけをみて，ごっちゃにしてしまっているようだ．
このお知らせ記事には，他にもおかしい点がある．
まず，このメールのトラブルがいつから発生しているのかが書かれていない． 実はこのトラブルは，図書館のシステムが更新された 4月から発生しているのだが， 記事ではこの時期についてまったくふれていないのである．
あと，このトラブルに対して，図書館が何をしているのか， どうしていくのかが，まったく書かれていない． 「nifty の迷惑メール対策のせいだ」「ユーザの受信設定のせいだ」 「予約の資料についてはホームページで調べてくれ」と，全部他人まかせである． もしかして，このまま何もしないということなのだろうか．
このお知らせ記事，語調はていねいだが，内容はちょっとお粗末すぎると思う．
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