いちからはじめる GMT その37 - psxyz -B

2011年 1月 2日 掲載


前回に引き続き,psxyzコマンドをいじってみる. 今回は -Bオプションのパラメータをいろいろためしてみた.

サンプルデータとしては,Lorenz Attractor の軌跡データを使う. 前々回作った awkスクリプト lorenz.awk を使って, 3次元データ lorenz.txt を作ろう.

$ awk -f lorenz.awk > lorenz.txt

まずは,前々回とおなじオプションで Lorenz Attractor を描いてみる.

$ psxyz lorenz.txt -Jx0.2 -Jz0.2 -R-20/20/-30/30/0/50 -E150/30 -Ba5 > lorenz.eps

Lorenz Attractor

-Bオプションに,パラメータ a5 を指定しているので, XY軸に間隔 5 の目盛りが描かれている. X,Y,Z軸の 3つのパラメータを「/」で区切って指定すると,Z軸も描かれる.

$ psxyz lorenz.txt -Jx0.2 -Jz0.2 -R-20/20/-30/30/0/50 -E150/30 -Ba5/a5/a5 > lorenz.eps

Lorenz Attractor

グリッドも描いてみよう.各パラメータを「a5g5」に変更すると,

$ psxyz lorenz.txt -Jx0.2 -Jz0.2 -R-20/20/-30/30/0/50 -E150/30 -Ba5g5/a5g5/a5g5 > lorenz.eps

Lorenz Attractor

XY平面にはグリッドが引かれたが,Z軸方向には描かれないようだ.

Z軸の目盛り数値を描画する・しないは,「Z|z」で切り換える. 次の例は,数値を描かない場合.

$ psxyz lorenz.txt -Jx0.2 -Jz0.2 -R-20/20/-30/30/0/50 -E150/30 -Ba5/a5/a5nsewz > lorenz.eps

Lorenz Attractor

-Bオプションに「+」を付すと,-R の範囲の外枠が描かれる

$ psxyz lorenz.txt -Jx0.2 -Jz0.2 -R-20/20/-30/30/0/50 -E150/30 -Ba5/a5/a5nSEwZ+ > lorenz.eps

Lorenz Attractor


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