2013年 1月 1日 掲載
その72 が長くなったので，いっしょに紹介するつもりだった makecpt の -Iオプションは，別記事として掲載することにする．
一応，いろいろリセットしておいて，
$ gmtdefaults -D > .gmtdefauls4
サンプルデータは前回作ったばかりだが，もう一度 cc.grd の作り方を再掲する．
$ awk 'BEGIN{for(x=-4;x<=4;x+=0.125)for(y=-4;y<=4;y+=0.125)print x,y,cos(x)*cos(y)*1.2}' > cc.txt
$ xyz2grd cc.txt -Gcc.grd -R-5/5/-5/5 -I0.125
これを図化するのも前回やったけど，もう一回やっておく．
$ makecpt -Cpolar -Z > p.cpt $ grdimage cc.grd -Jx1 -Cp.cpt -Ba2 > cc.eps
さて，今回あつかう -Iオプションだが，makecpt にこれをつけると，カラーパレットの色の順番が反転する．
$ makecpt -Cpolar -Z -I > p.cpt $ grdimage cc.grd -Jx1 -Cp.cpt -Ba2 > cc.eps
このとき，B と F の値も反転する． つまり B に COLOR_FOREGROUND の値が，F に COLOR_BACKGROUND の値が使われることに注意しよう．
$ cat p.cpt # cpt file created by: makecpt -I -Cpolar -Z #COLOR_MODEL = RGB # -1 255 0 0 0 255 255 255 0 255 255 255 1 0 0 255 B 255 255 255 F 0 0 0 N 128 128 128
なので，-Iオプションと -Nオプションを併用すると，ことなる図ができあがることになる．
$ makecpt -Cpolar -Z -I -N > p.cpt $ grdimage cc.grd -Jx1 -Cp.cpt -Ba2 > cc.eps
-Nオプションを使うと，いろいろやっかいなことが起こるなあ． ああ，そうか，B, F, N がグローバル変数になっちゃうんだ． こういうのは，使わないにこしたことはない． そのときは便利に思えても，あとで苦労することになるからね．
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